変わらない恋の歌
想いの扉


高校に行かず、
ただひたすら
バイトをしていた心は、
思いもよらない恋をした。

寒さが身に染みる冬のこと。

彼氏もいないため、意味のないバレンタイン。

店中にその言葉が飛び交う季節。

買い物に行くたびに
目にするチョコレートの山。

ため息ながら通り過ぎる。

寂しい訳ではない。

ずっと想っていた人にフラれた。
だからこそ、辛いものがあった。


< 1 / 17 >

この作品をシェア

pagetop