変わらない恋の歌


「やっ!!
止めて!!」

ようやくキスを止めたので大きく叫び声をあげた。

もちろん口を片手で押さえられた。

もうダメかと思った時
近くに車が来た。

それに気付いた雄大の手が止まった。

「止めてっ!!」

と大声を出して、
力一杯雄大をけりあげた。

そして後ろを見ずに
全力で走った。


涙が…
震えが……

止まらなかった。



< 16 / 17 >

この作品をシェア

pagetop