笑う門には福来たる!!
『新選組』
その名を拝命するため、芹沢を暗殺した
こうなることをすべて、芹沢が計画していた
ということを土方達が知ったのは
芹沢の葬儀の後
「これ、芹沢さんからの手紙
頼まれてたんだ……」
誠十郎は、手紙を渡すと
すぐに帰って行った
家ではなく、北野へ
誠十郎が後を追わないように
誠十郎をどこか遠くにやれないか?
誠十郎を頼むと
誠十郎を思う言葉が綴られていた
「そんなに大事なら、裏切ったりすんなよ!!馬鹿野郎!!」
芹沢は、悪役を演じた
性分もあったが、近藤らがそれなりの手柄をあげるのに、その身を差しだしたといえる
島原で、君菊が舞を披露する時に、土方と沖田が行った
「家に帰れよ!?心配してたぞ?」
「帰る所なんて、あらしまへん」
「お前を待ってる家族が、いるって言ってんだ!!」
「そうだよ!!藤十郎君、さみしそうだったよ?」
「そのうちなれますよ」
「お前は、さみしくねぇのか?」
「もう、慣れましたえ
どこかで元気にやってると思って貰えたら
それでええんどす
消えてなくなれたら、一番ええけど」
「おめぇは、なんでそんなに…」
「芹沢はんの歳まで生きるつもりないえ
こんなんずっと続くんは、嫌や……」
「ずっと、考えていたんだ
どうしたら……笑ってくれるかなって」
「芹沢はんの願い、うちに笑ってくれって言わはったんや
上手に笑えたやろか……もう、笑うことないやろな……」
あの時…… と二人が、思い出す
「お帰り下さい」
「君菊、まだ話は終わってねぇよ!!」
「ひとまず、屯所に一緒に連れて帰りますよ!!」
「人攫いでも、する気どすか?」
「それは、名案だな」
「あきまへん!!新選組の者がそんなんしはったら!!しかも、副長やのに!!」
「じゃあ、帰ってこい」
「明日、屯所で待ってます!!」
「堪忍……今は、脱けられんのどす
どこか遠くに行ったと伝えて下さい…
お願いします!!」
深々と頭を下げた
土方、沖田は、理解出来ないが
訳ありなのだろうと、諦めた
「わかったよ……
たまに遊びに来るから、相手しろ!!」
「へぇ」
「僕もお話ししに来て良い?お酒は、苦手だから」
「へぇ ご無理申しまして、すんまへん」
その名を拝命するため、芹沢を暗殺した
こうなることをすべて、芹沢が計画していた
ということを土方達が知ったのは
芹沢の葬儀の後
「これ、芹沢さんからの手紙
頼まれてたんだ……」
誠十郎は、手紙を渡すと
すぐに帰って行った
家ではなく、北野へ
誠十郎が後を追わないように
誠十郎をどこか遠くにやれないか?
誠十郎を頼むと
誠十郎を思う言葉が綴られていた
「そんなに大事なら、裏切ったりすんなよ!!馬鹿野郎!!」
芹沢は、悪役を演じた
性分もあったが、近藤らがそれなりの手柄をあげるのに、その身を差しだしたといえる
島原で、君菊が舞を披露する時に、土方と沖田が行った
「家に帰れよ!?心配してたぞ?」
「帰る所なんて、あらしまへん」
「お前を待ってる家族が、いるって言ってんだ!!」
「そうだよ!!藤十郎君、さみしそうだったよ?」
「そのうちなれますよ」
「お前は、さみしくねぇのか?」
「もう、慣れましたえ
どこかで元気にやってると思って貰えたら
それでええんどす
消えてなくなれたら、一番ええけど」
「おめぇは、なんでそんなに…」
「芹沢はんの歳まで生きるつもりないえ
こんなんずっと続くんは、嫌や……」
「ずっと、考えていたんだ
どうしたら……笑ってくれるかなって」
「芹沢はんの願い、うちに笑ってくれって言わはったんや
上手に笑えたやろか……もう、笑うことないやろな……」
あの時…… と二人が、思い出す
「お帰り下さい」
「君菊、まだ話は終わってねぇよ!!」
「ひとまず、屯所に一緒に連れて帰りますよ!!」
「人攫いでも、する気どすか?」
「それは、名案だな」
「あきまへん!!新選組の者がそんなんしはったら!!しかも、副長やのに!!」
「じゃあ、帰ってこい」
「明日、屯所で待ってます!!」
「堪忍……今は、脱けられんのどす
どこか遠くに行ったと伝えて下さい…
お願いします!!」
深々と頭を下げた
土方、沖田は、理解出来ないが
訳ありなのだろうと、諦めた
「わかったよ……
たまに遊びに来るから、相手しろ!!」
「へぇ」
「僕もお話ししに来て良い?お酒は、苦手だから」
「へぇ ご無理申しまして、すんまへん」