終わらないヰ璽瑪。
その日から、長谷川に対するイジメが始まった。
最初は長谷川の私物を隠したり、捨てたりという行為がエスカレートし、激しい暴力に変わっていった。
クラスの皆は怖くなり何も言わなかった。
何もしなかった。
皆が皆、傍観者になったわけだ。
それでも強制的にイジメに参加させられている子もいた。
皆は次のターゲットが、自分になるのが怖くてせざるを得なかったようで。
···そう、結局このクラス全員は傍観者じゃなくなった。
私を除いて。