お姫様はメイド服!?
「なんで…追いかけてくるのーーー!!!!」

チラッと後ろを向くと,すごい形相のブタがいる。

「もうやだーーー!!!!…ギャッ!!!!」

カグヤは石に躓き,地面に転がった。

「いったぁぁ…」

ゆっくり起き上がり,フッと後ろを見る。

「ヒッ……!!」

すぐ近くに,ブタがいたのだ。

ギャッ!!!!ギャッ!!!!

絶対…怒ってるよね??
ブタって言ったのがまずかった?

後退りながら,理由を考えた。

ギャーーーー!!!!

「キャーーーー!!!!」

もうだめだ!!!!そう目を瞑った。
─が,何も起きない。

おそるおそる,片目を開けると,真っ赤なものが目に入った。

「へ????」

もう片方も開き,よーく見る。

布??
< 10 / 240 >

この作品をシェア

pagetop