お姫様はメイド服!?
今日,カグヤとレオンは,ルーオール国へと出発する。
だから,誰もが2人に気を使い,ドランの様に何人もの人が部屋を訪れたのだ。

「さ,行きましょう。」

カグヤと同じ,赤いマントを羽織っているレオン。
カグヤは,見とれてしまっていた。

「カグヤチャーン♪
これ,持って行って。
困った時に,開いてね♪」

ラビーの声に,現実に戻ったカグヤは,ラビーから1枚の封筒を貰った。

「ありがとうございます♪」

「頑張って来てね…。
私,ずっとお祈りしてるから。」

真剣な赤い目が,カグヤを見つめた。

「当たり前です!」

ガッツポーズを見せて,レオンの元へと走った。

「レオンったら,先に庭に行っちゃうんだもん!」

少し怒り気味に,玄関の扉を開くと…
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