お姫様はメイド服!?
玄関の扉を破ったレオンは,外を見て後退りする。

「もしかして…ヤバい?」

「ヤバいですね…」

城の外には,飛び越えられないほどの量の兵隊が,城を囲んでいた。

「レオン,羽ついてないの?」

「羽ですか?残念ながら…」

カグヤの問いに,苦笑するレオン。

「!?…レオン!あれ!」

カグヤの声と共に,兵隊達は,悲鳴をあげた。
周りが炎に包まれる。
「助っ人ですね…」

「え?」

「カーグーヤーサーマー!!!!」

空から声が聞こえてきた。

「ドラン??」

上を見たカグヤは,笑顔になった。

空から,ドランやランシャー,クローンにコンドラが…

「落ちて来る!!!!」

笑顔だったカグヤは,驚きの顔に変わる。

しかし,ズドン!とか,ドテン!などの音は聞こえて来なかった。

4人は,羽が生えているように,ストンッと地に足を置いたのだ。
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