お姫様はメイド服!?
「どうした?白旗でも上げるのか?」

大きなコウモリが,天井にぶら下がっている。

「バーレ!!!!」

バーレの下には,フクロウが目を閉じていた。

「私と戦うつもりか?」

「女の子は?」

バーレの言葉を無視して,カグヤは聞いた。

「女の子?知らんな…」

そう言うバーレの顔は笑っていた。

「姫,女の子はあいつを倒してからにしましょう!」

レオンが,バーレを睨んでいる。

「あたし,できるだけ力を出すわ。
だから,レオン。勝って…」

「当たり前です♪」

この時,一瞬だけ,笑った顔の人間のレオンが見えた。

「私は,傷を直すから,怪我しても大丈夫よ♪」

ラビーの言葉に頷くと,レオンはバーレの元へ走っていった。
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