お姫様はメイド服!?
「ルウ!こやつの相手をしてやれ!」

「はい!旦那様!」

目を閉じていたルウが,大きく目を開いた。

「どけ!お前に用はない!」

レオンは,大きな爪でルウをひっかいた。が,ルウは煙のように消えてしまう。

「レオン!後ろ!」

カグヤの声が届く前に,レオンは壁へと突き飛ばされた。

「レオン!!!!」

カグヤは,ルウに手の平を向ける。

レオン!!!!

赤く光る玉が,勢いよくルウに飛んだ。
激しい音と共に,ルウが空から落ちた。

「やったぁ♪」

手を上げてジャンプをするカグヤ。

「キャー!!!!」

後ろで悲鳴が聞こえて後ろを振り向く。

「ラビーさん!」

そこには,傷だらけのラビーを抱えるバーレがいた。
ラビーは,気を失っているのか,ダランとしている。
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