お姫様はメイド服!?
「お前に選択をする権利を与えよう!」

「何だと?」

「ここであたしに殺されるか,
ここであたしに殺されるか,
ここであたしに殺されるか!
さぁ!選べ!」

簡単に言えば,殺されるしか選択はない。

「お前のような,たかが召喚主に,私が殺せるとでも思っているのか!」

そう叫ぶバーレを,カグヤは笑う。

「当たり前だろ?」

そんなカグヤに,体を震わせるバーレ。

「分かった。お前には,こいつの二の舞になってもらおう!」

そう言って,指を鳴らす。
すると,壊れた扉の隙間から,白いあの女の子が出て来た。

「!!!!」

それを見たカグヤは,言葉を無くす。

その子は,体が傷だらけで,足に重りを付けられ,首には緑色の首輪が付いていたのだ。
< 136 / 240 >

この作品をシェア

pagetop