お姫様はメイド服!?
「どうして…」

カグヤの表情を見たバーレは,笑い出した。

「お前も,こんな風にはなりたくなかろう!
こんな風にはな!」

バーレはまた,指を鳴らす。

「キャァァァァァ!!!!」

その瞬間,部屋に悲鳴が響く。
女の子は,パタンと倒れた。

「お前…何をした!!!!」

さっきからそうだが,カグヤは怒りに我を忘れて,自分が女である事も忘れている。

「ただ,体に電気を流しただけだが?」

何にも悪びれないように首を傾げるバーレに,カグヤの怒りは爆発した。

「お前に,もう選択肢は無い!!!!」

最初から,選択肢は無かったが,カグヤはそう言うと,手のひらをバーレに向けた。

「あぁぁぁぁ!!!!!!!!」

バーレの叫び声が部屋に響く。
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