お姫様はメイド服!?
「姫が…成功したらしたい事って何ですか?」

「…………」

もうやっちゃったし…。

「レオン?あの…聞いてた?
その…」

「告白ですか?」

アッサリ言っちゃうレオン。
カグヤは頭を抱えた。

「聞いてたのかぁぁ…。」

落ち込むカグヤを見て,レオンは目を丸くする。

「もしかして,それですか?」

レオンの言葉に,顔が真っ赤になるカグヤ。

「あーもう!!!!」

そう言いながら,馬を速く走らせた。

「姫は,聞いてなかったんですか?」

カグヤを追いかけながら,レオンは叫ぶ。

「何をー?」

顔の赤さが消えてきて,馬を止めた。

「俺の告白です。」

「へ??」

驚いてレオンを見るカグヤ。

「そうだ!忘れてた…。
カグヤ!あなた,死のうとしてましたね?」

カグヤは,レオンの天然振りに頭を抱えた。
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