お姫様はメイド服!?
「ワッハッハッハ!冗談だよ!
ありがとうな!レオン。」

「え?」

「お前の事だ。
俺の時のように,守ってやってくれたんだろ?
守ってくれてありがとうなってな!」

自分の事を,俺と呼んだ久王に懐かしさを感じるレオン。


『お前なぁ…男なんだから,私じゃなくて,俺って言えよ!
爺さんになってから私って言いな!』

『レオーン!!まずい!
クローンの本を汚しちまった!
かくまってくれ!』

『聞いてくれよ!
ランシャーの奴,俺の事をチキン野郎って呼んだんだぜ?
おい!何笑ってんだよ!』

『大変だ!ドランの奴,死んだペットの…なんだかを,解体してやがる!
レオン,止めてくれ!!!!』


「おい!何笑ってんだよ!」

「いえ…昔を思いまして…」

クスクス笑うレオンに,久王は溜め息を付いた。
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