お姫様はメイド服!?
「あ…はい。」

「でわ…」

パタンとドアが閉まる音が響いた。

カグヤは,ベッドに近付き,上に乗っている服を見て,悲鳴をあげた。

「これッ…メイド服!?」

カグヤは,メイド服を掴むと,部屋のドアを開けた。

「ドラン!!」

「はい?」

慌てているカグヤに対し,ドランは冷静。

「服,間違ってるわ!」

「本当ですか!?申し訳ありません。取り替えて参ります。」

カグヤは,メイド服をドランに渡した。

「あれ?女王姫。
合っていますよ?」

「へ?」

「女王姫のドレスはこれです。」

ニコニコしながら,ドランはカグヤにメイド服を返す。

「さ,歓迎式まであと少ししかございません。
少しお急ぎください。」

カグヤは,素直に部屋に入り,メイド服に着替えた。
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