お姫様はメイド服!?
「これ…」

涙を溢れさせながら,言葉を無くすカグヤ。

「約束してください。
成人を迎えたら,この国に帰ってくると…」

手で顔を覆いながら,カグヤは何度も頷いた。

「左手…」

そう言いながら,カグヤの左手を取るレオン。
そして,ゆっくりと薬指に指輪をはめていく。

「これで,あなたと俺はいつまでも一緒です。」

ピンク色の指輪には,ライオンのマークが彫られていた。

「ありがとう…」

満面の笑顔を,レオンに見せる。

「レオン…好きャ!!」

抱き上げれたカグヤは,最後まで言葉が言えなかった。
高い所まで抱き上げれたカグヤは,レオンの頬を両手で包む。

「あなたが好き…」

「あなたが好きです…永遠に…ずっと…」

レオンは,そのまま抱き締めると,長い長い…誓いのキスを交わした。
何度も何度も,強く抱き締め,優しいキスを…2人は交わしていた。
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