お姫様はメイド服!?

｢ﾚｵﾝは…あいつ何してんだよ…｣

ﾗﾝｼｬｰは,ｲﾗついた声を上げた。

｢いいの。ﾚｵﾝとは,さっき話したから…。
きっと,今ﾚｵﾝに会ったら,寂しくなるわ…｣

目の高さまで,左手についている指輪を上げる。

それに…ﾚｵﾝとはずっと一緒だしね♪

｢ﾗﾝｼｬｰ！ﾚｵﾝと仲良くね！｣

｢分かってるよ…｣

面倒くさそうに,ﾆｶｯと笑うﾗﾝｼｬｰに,安心するｶｸﾞﾔ。



｢まったく…あなたは本当にバカよね…｣

｢なんとでもいえ…｣

ﾗﾋﾞｰに見下さられ,膝に手をつく久王。

その時に見えた,首元の指輪。

｢本当にバカ…｣

あなたは忘れてなかったのね…

｢ｶｸﾞﾔちゃんと奥様を大事にしなさいよ！｣

腰に手を当てて,ﾗﾋﾞｰは言った。

｢任せろ♪｣