お姫様はメイド服!?
彼が帰る日まで,私は一歩も歩かなかった。
せめて歩くのは,トイレとお風呂の時だけ。
それ以外は,ベッドの中でいつまでも泣き叫んでいた。
この部屋が防音じゃなかったらよかったのに…
そしたら,泣いている私の元に,王子様が来てくれるのに…
そしたら,考え直した彼が,私の元に来てくれるのに…
何日過ぎたか分からなくなった頃,やっと王子様が来てくれた。
私の顔を見るなり,泣きそうな顔をして,
「お前はバカだ…」
って,私の口癖を言った。
「俺を置いて行けるような女になれ…
俺なんかのために泣くような女にはなるんじゃねーよ…」
その時の彼の表情は見えなかった。
でも,見なくても分かる。
眉間に皺を寄せて,辛い顔をしていたんだ。
せめて歩くのは,トイレとお風呂の時だけ。
それ以外は,ベッドの中でいつまでも泣き叫んでいた。
この部屋が防音じゃなかったらよかったのに…
そしたら,泣いている私の元に,王子様が来てくれるのに…
そしたら,考え直した彼が,私の元に来てくれるのに…
何日過ぎたか分からなくなった頃,やっと王子様が来てくれた。
私の顔を見るなり,泣きそうな顔をして,
「お前はバカだ…」
って,私の口癖を言った。
「俺を置いて行けるような女になれ…
俺なんかのために泣くような女にはなるんじゃねーよ…」
その時の彼の表情は見えなかった。
でも,見なくても分かる。
眉間に皺を寄せて,辛い顔をしていたんだ。