お姫様はメイド服!?
静かな時が,毎日のようにこの部屋に流れている。

山積みにされた本は,大きな本棚に入りきらなくなった物だ。

この部屋の主人。
クローン・ダーコイールモランは,優雅にコーヒーを飲んだ。

彼にとって,この時間は,癒しの時なのだ。
本を読みながら,コーヒーを飲む。
きっと,この姿が似合う者は,彼しかいないだろう。


だが,この至福の一時が,終わりを迎えようとしている。

それは,“ある者”が,部屋の扉を開けたからだ。

その“ある者”の正体は…

この国で,彼の右に出る変人はいないだろう。
変人の中の変人…

ドラン・ゴッドネストだ。
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