お姫様はメイド服!?
「おかえりなさい♪
遅かったわね…てこずったの?」

城に入ってすぐ。
ラビーが俺を迎えてくれた。

「雑魚だったよ…」

そうヒラヒラと手を振る俺を,ラビーは首を傾げて見ていた。



ドサッと,ベッドに倒れこむ。

目を閉じると,あの女が俺に笑いかけている姿が浮かぶ。
口の中は,トマトソースの味。

何かがおかしい…

ただ,何かがわからない。

『よかったらまた来て?』

そう笑うあの女を思い出すと,心臓がドクンと脈うつ。

明日…また行こう。
きっと,何がおかしいかがわかる…。
あの女が…


俺をおかしくしてるんだから…
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