お姫様はメイド服!?
「ささ…ゆっくり余興を楽しもうぞ?
まだ帰らなくてもよかろう?」

部屋に着いて,またズッシリと座る男。

「レオン…まだなんだ…」

小さい声で隣にいるレオンに話しかける。

「わかってます。
あの女性を助けるんでしょう?」

何だ…知られちまったのか…

「何笑ってるんです?」

クスクス笑う俺に,首を傾げているレオン。

「いや…何でもない…」

ド天然のこいつに知られる何てな…
俺様の格も下がったな…

「何やら楽しそうじゃな!
これから楽しくなるぞ?
なんせ,目の前で死刑が見れるのだからなぁ!」

ハッハッハと大笑いする男。

「死刑?」

まさか…

「どうかなされたかな?」

「いや…何も…」

それしか考えられないだろ…
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