お姫様はメイド服!?
「マーラ…ごめん…。
俺のせいでこんなに…」
優しく傷だらけの腕を撫でた。
「ッあなたのせいじゃない…」
後ろで,剣がぶつかる音がする。
「全部あたしが悪いのよ……」
その時,新しい兵が部屋に入って来た。
俺達の方に剣を振り上げ走ってくる。
畜生…
鈍い音と共に,俺の剣が兵に刺さる。
「うあ゙ぁ……」
兵の血が,俺の顔にかかる。
やっと…
「やっと目が覚めた。」
マーラに背を向けている俺は,剣をしまった。
「俺もお前も悪くない。」
そうだ。
俺様は悪くないし,マーラも悪くない。
「悪いのは…最初からあいつ1人だけだ…」
今,レオンと剣を合わせている奴を指差す。
「お前をこんな風にさせたのも,俺を騙させたのも…全部あいつのせいだ。」
「どうして…?」
小さなか細い声に視線を向ける。
「どうしてなの?
あたしは…あたしが…あなたを騙したのよ?」
まぁ,騙したのはこの女だ。
金のために俺様を騙しやがった。
きっと…
いや…
「絶対に,数年前の俺だったら,お前を許したりはしなかった。」
でも…
俺のせいでこんなに…」
優しく傷だらけの腕を撫でた。
「ッあなたのせいじゃない…」
後ろで,剣がぶつかる音がする。
「全部あたしが悪いのよ……」
その時,新しい兵が部屋に入って来た。
俺達の方に剣を振り上げ走ってくる。
畜生…
鈍い音と共に,俺の剣が兵に刺さる。
「うあ゙ぁ……」
兵の血が,俺の顔にかかる。
やっと…
「やっと目が覚めた。」
マーラに背を向けている俺は,剣をしまった。
「俺もお前も悪くない。」
そうだ。
俺様は悪くないし,マーラも悪くない。
「悪いのは…最初からあいつ1人だけだ…」
今,レオンと剣を合わせている奴を指差す。
「お前をこんな風にさせたのも,俺を騙させたのも…全部あいつのせいだ。」
「どうして…?」
小さなか細い声に視線を向ける。
「どうしてなの?
あたしは…あたしが…あなたを騙したのよ?」
まぁ,騙したのはこの女だ。
金のために俺様を騙しやがった。
きっと…
いや…
「絶対に,数年前の俺だったら,お前を許したりはしなかった。」
でも…