お姫様はメイド服!?
「いえ,この式で,話そうと思いまして…」

「だったら,私から話しますわ♪
私,こんな娘が欲しかったんですもの♪」

ラビーは立ち上がると,カグヤの隣にきた。

「女王姫様?私から話させてもらってもいいでしょうか?」

綺麗な顔がカグヤの間近にある。
カグヤは,コクコクと頷いた。

「でわまず,この国について…」

そうラビーは話し始めた。

「この耶桜国は,召喚獣っていう,神獣がいるの。神獣は,普段は人間の格好をしているのだけど,召喚主によって,獣に変身するのよ。
昔,この国は戦争の激しい国で,毎日のように,召喚主によって獣が現れた。
でも,戦争に勝ち,この国に平和が訪れると,獣は人間に変わり,召喚主の必要もなくなった。」
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