お姫様はメイド服!?
「その…俺の役目が,召喚主を探す事だったんです。
だから,日本を行き来できたんで,遊びに行くつもりで…」

あたしが知らない所で,レオンはあたしを見ていたんだ…
あたしは,知らなかったのに…

「そーいえば,女王姫に城の案内をしていませんでしたね。
今から行きますか?」

ドランが,思い出したように言った。

「でも,あたしの為の歓迎式なんだから,あたしがいなくなったらダメでしょう?」

カグヤがそう言うと,レオンは手にあごを乗せた。

「じゃー,風呂とトイレだけ教えますか。
ドランは,仕事があるだろう?
案内は,俺がやるよ。」

「そうですね。
でわ,お言葉に甘えるとしましょう!」

「でわ姫,少し席を外しましょう。」

「うん♪」

カグヤとレオンは,席を立ち,部屋を出た。
< 30 / 240 >

この作品をシェア

pagetop