お姫様はメイド服!?
「それから俺は,辛い事や苦しい事があると,あなたに会いに行ったんです。」

レオンは,カグヤを抱き抱えると,部屋を出て,カグヤの部屋に向かった。

「あなたは,大きくなるにつれて,笑顔を見せなくなった…
幼い頃のあなたの笑顔が,俺は好きだったんだ…」

ゆっくりと,ベッドに寝かせる。

「よい夢を…姫…。」

優しく,カグヤの髪を撫でると,レオンは自分の部屋に戻って行った。

爆睡中のお姫様は,スヤスヤと微笑んでいた。



「ふぁぁぁぁ!!!!」

日の光で目を覚ましたカグヤ。

「いい天気~♪」

フッと足元を見ると,新しいドレス(メイド服)があった。

「真っピンク…」

一気にテンションが下がる。

「慣れだよね!うん!慣れ慣れ!」

そして,鼻歌を歌いながら,カグヤは着替え始めた。
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