お姫様はメイド服!?
その場にいた誰もが,皿を割った犯人を見た。
すごい形相で,レオンを睨んでいる。

その犯人は,ランシャーである。

「レオン…てめーいい加減にしろ…」

声が震えているのは,怒りのせいだろう。

「ランシャー,姫の前です。」

レオンが,落ち着いた声でランシャーを止めた。が,ランシャーの怒りは収まらない。

「お前に話しがある。
来い。」

ランシャーは,そう言いながら,部屋を出ていった。

「姫,少し席を外します。」

レオンは,カグヤの返事を聞かずに,ランシャーの後を追った。

わけが分からないカグヤは,ドランに何が起きたのかを聞いた。

ドランは,首を傾げている。

その後ろでは,ラビーとクローンとコンドラが目を合わせている。
それを,カグヤは見逃さなかった。
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