お姫様はメイド服!?
「無駄だ」

カグヤの行動を詠んだクローンが,低い声を響かせた。
それを無視し,扉へと歩くカグヤ。

「姫が行けば,もっとややこしくなる!」

次はコンドラが言葉を投げ掛ける。

1度足を止め,振り返るカグヤは微笑んだ。

「それじゃぁ,誰があの2人を止めるの?」

顔は微笑んでいるが,声には迫力がある。

「あたしはこの国の王女姫よ!
この城の喧嘩は,あたしが全て止めるわ!!」

しーんと静まる部屋。
カグヤは,その部屋から出た。

廊下から,レオンてランシャーが見えた。
庭でやっているようだ。

それを見たカグヤは,玄関へと走り出した。

少なくとも,あたしが関わっているんだ。
あたしが止めなきゃ…

この国の王女姫として…
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