お姫様はメイド服!?
1度,女の子を振り返る。

──大丈夫…あなたならできるわ…

そこで,眩しい光がカグヤを包む。

「キャーー!!!!」

ってか,ってか,このクローゼット…深くない!?

そうツッコミを入れた後に,カグヤの意識は遠のいた。



『ねぇ,お父さん??
どうしてあたしは姫久耶なの?』

『カグヤは,姫久耶って名前が嫌いか?』

『好きー♪でもね,意味が分かんないの!
優チャンは,優しい子になりますようにって意味で,美姫チャンは,美しい姫でしょ?
じゃぁ,姫久耶は?』

『姫久耶は,素晴らしい“召喚主”になりますようにって意味だ。』

『“ショーカンヌシ”って何??』

『カグヤが,んーそうだなぁ…
高校生くらいになったら分かるかなぁ』

『高校生?本当?』

『あぁ,本当だ』
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