お姫様はメイド服!?
「あ…あたし,見て来よっかな…?」

少ししてから,カグヤが立ち上がる。

「いえ,女王姫はここにいてください…」

次にクローンが立ち上がった。

「女王姫じゃなくて,カグヤ!!!!」

カグヤは,クローンを怒鳴った。

「ここは,僕が行きます。」

「いや,俺が…」

ラビー以外が,席を立っている。

本当は,誰もが思っているのだ。
“行きたくない”と…
ドランが変わり者な事は,ここに来て日が浅いカグヤにも分かる。
そのドランが,助けを求めるなんて…

「あれ??皆さん,どうなさったんですか?」

いつの間にか,部屋の中にいるドラン。
カグヤは,驚いて,悲鳴をあげそうになった。

「すいません,大切な物を探していましたら,たくさんの本に押し潰されてしまいまして…
レオンに助けてもらってたんです。」

そう笑うドランの後ろから,青い顔をしたレオンが出てきた。
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