だって、キミが好きだから。
朔真君は明るいから、一緒にいるとたくさんの人が集まって来る。
男女関係なく仲良しのうちのクラスは、お祭り騒ぎが大好きな人の集まりだ。
賑やかで騒がしい。
その中でも、琉衣ははしゃいだりせずに落ち着いているけど。
「今日は萌奈ちゃんと熱い夜を過ごすぜー!夜は部屋に遊びに行くからねー!」
「やめてよ、絶対来ないで!来たら投げ飛ばしてやるんだから」
「うん。そんなプレイも悪くねー!萌奈ちゃんになら投げ飛ばされても許す」
「プレイって……バッカじゃないの。向こう行こ、菜花」
「え〜!待てよ、萌奈ちゃん!なんなら、バスも隣に乗る?」
「乗るわけないでしょ!それだけで妊娠しそう」
「大丈夫。萌奈ちゃんとの子なら、俺がちゃんと責任を取るから」
「はぁ?」
どこまでもふざける朔真君に、萌奈は呆れモード全開。
クラスのみんなもクスクス笑って2人を見ている。
最近、2人はこんな風にふざけ合ってばっかり。
って言っても、朔真君が萌奈に絡むんだけど。