だって、キミが好きだから。
その誓いは、俺の中ではまだ生きてるから。
お前を見つけた今、もう遠慮はしねーよ。
目覚めるまで毎日、お前の元に通い詰めてやる。
だから、なるべく早く目を覚ませよな。
もう一度菜花の唇にキスをすると、右手をギュッと握って近くにあったパイプ椅子に座った。
今でも、こうして菜花に再会出来たことが夢みたいだ。
くせーけどさ、こういうのを運命っていうのかもな。
そんなガラじゃねーけどさ、そう思えてならないんだ。
だから。
俺がお前を好きな限りは、何度でも何度でもぶつかってみせる。
絶対に諦めたりなんかしねー。
菜花の右手をギュッと握って、祈るように額に当てた。