初恋の行く末
たこ焼きを食べ進めて、そろそろ2時間が過ぎた。
たこ焼きは旨かったけど途中から考え事をしてしまい食べる事に集中出来なかった。
そろそろお腹も一杯でこれからどうしようかと思っていたら彼女が隣に座って腕を組んできた。
こんな事一度もされた事がなかったから驚いて
「どうしたの?」
と聞いたら
「1週間以上、連絡来なかったから嫌われたかと思って不安だった。」
そう言って俺の腕に頭をくっつけて甘えてきた。
俺の事たいして好きじゃないだろうと思っていたから意外で信じられない
「嫌うなんて、ただ仕事が忙しくて…連絡しなくてごめん」
嬉しかったけど素直に喜べなかった。
友美の顔が浮かんだ。