初恋の行く末
休憩の2時間はあっという間に過ぎていき残りの時間はあと数分ほどになった。
このまま帰るのが寂しい
「出よう時間だよ」
高橋はそう言って私を強く抱きしめて最後に一度強く唇を吸うようにキスをした。
「うん」
キスの後私は頷いて帰る支度をする。
ドアを開けるまで別れを惜しむように彼の手と私の手を絡ました。
ドアを開けたら私が先に出て急いで出口まで行く。外に出る前に周りに人がいないかを確認してから建物を後にする。
高橋が建物から出た時間は私は知らない。
会った後は連絡はしないのがお互い決めたルール。
また会う時に連絡が来るのを私は待つのみだ。