初恋の行く末
高橋との時間
翔との関係は前に比べて安定して来ている。
合鍵も渡されて会う日にちも増えた。
高橋とは前にホテルで会ったきり会っていない。
でも不思議と寂しさは感じなかった。
寂しさよりも高橋と過ごした甘い時間を思いだし満足していた。
それに"きっと連絡が来る"という変な自信があって
待っていられた。
今日は仕事を家に持ちかえったので翔とは会わず夕食をコンビニ弁当で済ませて黙々と作業をしている。
行事の作り物を作り進めて1時間位経った頃に高橋からメールがきた。
"お疲れ様です。今仕事が終了しました"
今日会えそうな時の高橋からのメールだ。
万が一誰かに見られても大丈夫な内容のメールだ。
私も急いで
"お疲れ様でした"
と返信する。
これは今日会えるという意味の内容になっている。
メールを送信したら急いでシャワーを浴び服を着替え化粧をしヨガに通う準備をする。
翔は今日中に終わらせないといけない作業があり帰宅は深夜になるとの事。
翔と遭遇しないよう注意しなくてはならない。