初恋の行く末
今日は待ちに待った動物園デートの日だ。
この日の為にパソコンで動物園の後のデートプランを考え彼女が家に来るかもしれないので寝室のベッドメイキングは欠かさない。
前回は持ち帰りの仕事があるからと彼女を家の近くまで送ったが今日はお泊まりデートがしたい。
美保子とは毎週会っているけど、日帰りデートが多いので寂しい。
一人で過ごす夜に彼女がいたらどんなに最高だろう。
一緒にテレビ見て笑って、じゃれあってずっと二人でくっついていたい。
そして寝室で美保子の暖かい体温を肌で感じながら安心して眠るんだ。
もう高橋の存在を気にしないでいたい。
美保子と高橋は会っているのだろうか?
考え始めると嫉妬で気が狂いそうになるので慌てて頭の隅に追いやった。
考えてはいけない!
今はデートの事だけ考えよう。
身支度を整え待ち合わせ場所へと急いで向かった。