初恋の行く末
高橋

彼女との再会は俺の職場だった。

偶然彼女が店に来店して運よく彼女の担当になった。
「今日担当させて頂く高橋といいます」

山中は俺の事覚えててくれているだろうか?

彼女は俺の中学時代の初恋の人だ。

当時は彼女と話をしたくて仲良くなりたくて隙を見つけては話しかけてたな

懐かしい。こっぴどく振られたけどな。

「あ、あの…」

何て言って話しかけようかと考えていたら彼女のほうから話しかけてくれた。

「私、山中 美保子ていいます。中学3年生の時同じクラスだったんだけど覚えていませんか?」


緊張したのか声が上擦ってしまっていた。

顔も赤い。きっと勇気出して話しかけてくれたんだな。


その様子が可愛かった。

「やっぱり!山中さん!だと思ってたんだよね。中学から会ってないから10年以上会ってないよね」

彼女と久しぶりに話が出来そうで嬉しかった。

「良かった。覚えててくれて。私今まで高橋の事ずっと気になってて」


てっきり俺の事なんて忘れていると思っていたから彼女が今まで俺の事を気に掛けてくれてるなんて思ってもみなかった。


「覚えててくれたんだ」

思わず口から出てしまった。
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