初恋の行く末
山中から連絡を教えてもらい近いうちにメールを送ろうと思っていたら当日中にメールがきた。
"今日会えて嬉しかったです。
久しぶりに、ゆっくり話がしたいので食事又はお茶など、どうですか?"
こんな内容が送られてきた。
中学時代なら考えられなかったな。
当時は俺が大好きで隙を見つけてはよく話し掛けていた。
山中は派手なグループではなくて地味目なグループにいたけど小柄でロングヘアー。ルックスもアイドル並みの可愛さでグループ内では目立っていた。
山中と一緒のクラスになって一目惚れしてしまったんだ。
彼女と話をしていくうちにその純粋なところ、しっかりしていそうで実は幼いところとかに益々惹かれていった。
彼女のヒーローになりたいみたいな感じもあって格好つけてた。
思い切って告白したけどタイプじゃないって断られた時は傷ついた。
告白してから山中に避けらて卒業まで話す事なく高校に入学したんだよな。
当時は振られてショックというより寂しかったんだよな。
山中と話が出来なくなった事が辛かった。
せっかく仲良くなってきたのに避けられたのが悲しかった。
当時の淡い初恋が蘇った。