初恋の行く末
「あ、あの…」
勇気を出して彼に話し掛けてみた。
彼を振ってからふとした瞬間にあの言葉がいつも私の頭の中にこだましていた。
「そっか。分かってたけどね」
私が振った後の高橋の言葉。
がっかりとした表情が忘れられない…
本当は"私も好きだったの"と言いたかった。
でも私から出てきた言葉は
「ごめん。タイプじゃない」
言った後、自分の馬鹿さ加減に何度も後悔した。
結局彼に本当の気持ち伝える事なく中学を卒業してしまった。
もうあの時の様な思いはしたくない。
たまらず私はこう続けた
。
「私、山中 美保子ていいます。中学3年生の時同じクラスだったんだけど覚えていませんか?」
声が上擦ってしまった。
顔が熱い。今私きっと赤ら顔してる。
「やっぱり!山中さん!だと思ってたんだよね。中学から会ってないから10年以上会ってないよね」
相変わらず優しい笑顔を向けて私にこう言ってくれた。
「良かった。覚えててくれて。私今まで高橋の事ずっと気になってて」
彼は一瞬びっくりした顔をしたがすぐ嬉しそうな顔をして
「覚えててくれたんだ」
と小さく呟くように言った。
勇気を出して彼に話し掛けてみた。
彼を振ってからふとした瞬間にあの言葉がいつも私の頭の中にこだましていた。
「そっか。分かってたけどね」
私が振った後の高橋の言葉。
がっかりとした表情が忘れられない…
本当は"私も好きだったの"と言いたかった。
でも私から出てきた言葉は
「ごめん。タイプじゃない」
言った後、自分の馬鹿さ加減に何度も後悔した。
結局彼に本当の気持ち伝える事なく中学を卒業してしまった。
もうあの時の様な思いはしたくない。
たまらず私はこう続けた
。
「私、山中 美保子ていいます。中学3年生の時同じクラスだったんだけど覚えていませんか?」
声が上擦ってしまった。
顔が熱い。今私きっと赤ら顔してる。
「やっぱり!山中さん!だと思ってたんだよね。中学から会ってないから10年以上会ってないよね」
相変わらず優しい笑顔を向けて私にこう言ってくれた。
「良かった。覚えててくれて。私今まで高橋の事ずっと気になってて」
彼は一瞬びっくりした顔をしたがすぐ嬉しそうな顔をして
「覚えててくれたんだ」
と小さく呟くように言った。