初恋の行く末

朝から始めた片付けは気付けば夕方。

そろそろ帰る準備しないと明日がつらい。

急いで帰る準備をして父親に駅まで送ってもらった。
車を降りるさいに

「お母さんも寂しがっているから、またおいで」

と言ってくれた。

「うん。また来れたら行くね」

私はそう答えて別れた。

彼氏の存在くらいは伝えたほうが良かったかも知れないと思ったけど破局してしまった場合はシャレにならない。

高橋のメール内容だと大丈夫な気もするが二股をかけていた事の疑惑は翔もまだ持っているかも知れない。
翔からの連絡もメールのみ。前だったら電話もくれていた。

不安でたまらない。

翔と別れたくない。

翔に会いたい。

自宅に向かう間、寂しさでいっぱいになりながら過ごした。

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