初恋の行く末
お風呂から上がってリビングに行ったらオフホワイトのレザーの椅子に彼が座っていた。


「ど、どうも有難う。」


緊張のあまりお礼しか言う事が出来なかった。

こういう時は何て言ったらいいんだろう

取り敢えず彼の座るソファーに一緒に座ってみた。

「お!素っぴん!可愛いじゃん」

と言って彼は唇に軽くキスをしてきた。


正直今まで彼氏がいた事って二年位まえ、しかも付き合って一週間で振られたから恋愛経験不足。


高橋との一夜だって私からしてみれば、かなりの努力。

それゆえ今起こっている出来事にどう対応したらよいか分からずプチパニック状態なのだった。
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