初恋の行く末
カクテルを五杯一気に飲み干した後、彼女は色々と話し出した。


「私お酒の力を借りないと言いたい事が言えない性格で今日も本当は家に一人で居たくなくて誰かと話をしてたくて、このお店に入ったの」


「そういう時あるよね」


彼女が言った言葉に共感できた。
言いたい事が言えない性格これ俺もそうだな。


友美の事が好きだったけど自分の気持ちは言えないままだったからな


今は気持ちも冷めて友達の彼女として見られるようにやっとなった。


二人の事羨ましいと思う事はあるけど、それは俺が今フリーだからだし。


「そうだよね。あるよね」

嬉しそうに頷きながら彼女は言った。

その顔がとても可愛かった。
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