初恋の行く末
お店から出て千鳥足になっている彼女を素早くタクシーに乗せ自分もタクシーに乗り込んだ。


運転手に行き先を聞かれ
俺の住所を答えた。


「大丈夫?」

彼女にちゃんとした意識があるのか確認したくて聞いてみた。


「う~ん大丈夫」

彼女は目を瞑りながら答えた。半分眠たそうだけど意識はあるらしい。


行き先を俺の家にしたけど良かったのか?

彼女に俺の下心がバレてないかドキドキしながら車窓を眺めるふりをしていた。
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