初恋の行く末
事が終わって部屋から出る前に高橋に強く抱き締められた。

嬉しくて私はまた泣いてしまった。


「暇な時でいいから会いたい」

そう私が言うと高橋は、切なそうに


「月1でしか会えないし人目があるからカラオケボックスとかになるけど、それでもいいの?」

と聞いてきた。


「高橋に会えるなら場所なんてどこでもいいの」


私は高橋の左手に自分の右手を絡ませた。

少しでも高橋に触れていたかった。

それに応えてくれるように高橋も私に舌をからませるようなキスをしてきた。


幸せで胸が一杯になった。
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