初恋の行く末
「はいこれ差し入れ」


あれから家に訪ねてくれてコンビニにで買ったお茶やらお菓子等を私に差し入れてくれた。


「嬉しい~」

この心遣いが嬉しかった。
「で俺の工作は?」

そう言って辺りを見渡した。

「実はあの紙袋に沢山の工作が…」


私がリビングにあるテーブルに置いてあった紙袋を指差すと覗きこみ入っていた画用紙を取り出し


「懐かしい~紙幣作り。俺よく姉貴に手伝わされたんだよな。小遣い500円につられて」

そう言って笑った。

その笑顔が胸に刺さった。
ごめんなさい。私高橋と…





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