初恋の行く末

昔から高橋は格好良かった。

背も高いし体型も細身。
ルックスだって色黒だけど整った顔立ちだし、また笑った顔がなんか愛嬌があって男の俺から見ても引かれてしまうものがある


性格も明るいし好きな物には一直線。
仲間にも優しいしリーダーシップもあるいいやつだ。

高橋には周りを引き寄せる華があるんだ。

悔しいけど俺にはない

高橋に憧れる反面、あいつに常に感じていた劣等感、嫉妬は半端なかった。

だから俺は高橋に唯一勝てそうな勉強とスポーツは頑張った。

そして三枚目というキャラ作りに努力した。

そのおかげで高橋と対等で居られるように気持ちがなった。

そうだから三人で居られたのかもしれない





< 72 / 231 >

この作品をシェア

pagetop