一番がいい!!〜番外編〜
レストランに入ると、ここもクリスマスの雰囲気。
いつもはファミリー向けなのに、今日はカップル向けにオシャレに仕上がってる。
4人テーブルに座り、一番楽しかったもの、学校のこと、話は尽きない。
デザートまでしっかり食べて(オレは食べないから、遊実にあげたら「もう食べられない」となぜか智哉の手に渡った…)
「そろそろ、行くか?」
智哉が言うので…
「なぁ、今から別行動にしないか?」
レストランに入る前から考えていたことを話した。
「遊実は、少し疲れてるし、知里はまだまだ元気そうだし!
智哉と行ってこいよ!
オレら、お土産あたりブラつくよ」
隣の遊実は、驚いた顔をしていたが何も言わない。
きっとそれでいいってことなんだと理解する。
「だったら、私もそーする…
私がはしゃぎすぎたから…
遊実、ごめんね…」
シュンとなった知里が余計なことを言い出す。