一番がいい!!〜番外編〜
「ありがとう…」
ゆっくり丁寧にラッピングをほどきながら、なぜか笑いだした。
「ふふっ…
あっ、ごめん…
今ね、翔平がプレゼント開けたとき、すっごく恥ずかしかったの。
好きなショップが違ってたらどーしようとか、気に入ってもらえなかったらどーしようとか、…
…いろいろ考えちゃって。
あたしがココで開けたら、翔平も同じ気持ちになるのかなぁって思ったら、どーしていいのかわかんなくなって…」
ショップの袋にビックリして、遊実の気持ちに気付いてあげられなかった自分を反省。
箱を開けると
「キレイ…」
静かにつぶやいた。
中には、キラキラと細かな細工のあるブレスレット。
「付けてあげる」
箱から出して、遊実の細い手首に巻く。
キラキラと輝いている。
「よく似合うよ…」
人差し指で遊ぶように触っていると
「あれ…?
これって…」
オレの手首に付いたブレスに気付いた。
「あっ、気付いた?
そっかぁ…
さすが遊実だね」
半分ダウンに隠れていた、ブレスを出す。
同じ種類の男モノ。
「付き合い始めだし、やっぱりちょっと重いよね…
でも、おそろいのモノが欲しくて…
バレなきゃいいかなぁって思ってたんだけど…
ごめん…引いたよね…」
オレの言葉をジッと聞いていたかと思うと
「キャハハーーー!!」
突然、笑い出した。
ビックリして、目を点にしていると