一番がいい!!〜番外編〜



長いキスをして恥ずかしくなり、おでこを合わせた。


「まさか、同じこと考えてたなんて…

嬉しくて泣きそう…」



照れ隠しに笑うと



「あたしも…」



同じように笑った。




遊実のことを、オレなんかにはもったいないほどの子だと思っていたけど、気持ちが同じなんだ。



遊実がオレのことを大切に思ってくれているのが嬉しかった。



「ブレス、大切にするね。

とっても可愛い」




花火を見るのも忘れて、ブレスを眺めていた。




寒さも周りの目も気にならず、二人だけの世界が広がっていた。



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