一番がいい!!〜番外編〜
「そっちのも、入ってくれるんだろ?」
急に話を振られて、ビックリした!
そー言えば、三浦センパイがオレも誘われてたんだっけ。
「いやっ、オレは入らないッス…」
「えっ?! なんで?」
真顔でビックリするセンパイ。
「智哉には誘われましたけど…
オレ、やりたいことあるんで…」
頭をかきながら、言い訳を探す。
「やりたいことって何?
バスケやりながらじゃ出来ないこと?」
口調は軽いが、さっきまでの顔とは全く違う真剣な眼差し。
「いやっ、それは…」
チラッと…
本当に一瞬、視線を相川さんに送ったけどすぐ逸らす。
「ふーん…
そーゆーことね…
オマエ、名前なんて言うの?」
ニヤニヤと笑い出す。
えっ?!
まさか、バレてないよな?!
「中田 翔平ですけど…」
「翔平か!
ちょっと、こっち来て!」
いやいや!
バレるわけがない!!
バスケやらない言い訳考えないと…
恐る恐る付いていくと、廊下の端に連れてこられた。