一番がいい!!〜番外編〜
諦めるのか?
…いや、今のオレには無理だ!
だったら…
「すみません…
知りたくありません…」
「あっ、そーなんだ…
じゃ、オレが協力するって言ったらどぉよ?」
「協力?」
うまい話には裏がある…
オレは絶対騙されない!
一歩後ずさる。
すると、逃がさないとばかりに肩に腕を回された。
声のトーンを下げ、
「クリスマスのプレミアムチケットって知ってるよな?」
なんでいきなりそんな話?
知ってるよ!
高校生のオレには関係ないくらいの雲の上のチケットだ。
反応に困りながら、知っていることくらいは認めてもいいか…
疑いながら、ゆっくり頷いた。
「バスケ部に入ったら、そのチケットやる…って言ったらどーする?」