一番がいい!!〜番外編〜


入学式が始まり、あの子がどこへ行ったかわからなくなった。




でも、同じ高校だからまた会えるよなっ。






「新入生代表挨拶!」




おっ、智哉だ!




さすが、惚れてるセンパイに教えてもらってるだけあってしっかりやってる。



智哉なら、教えてもらわなくてもできるんだけど。


会いたい下心が丸見え。








入学式が終わって、教室へ。



あれっ?



智哉がいねーな?



式の後は何もないって言ってたのに…




黒板に座席表があったから、その指示に従う。一番後ろでラッキー!




智哉は…廊下側の一番前か!




クラスのヤツらに話しかけられ、テキトーに返事する。




オレの頭からは、あの子の顔が離れない…





女子の集団が入ってきた。




黒板の座席表を見て話してる。




「あぁ?!」




思わず声をあげてから、しまったと思った!



幸い前までは届かなかったらしい。





あの子がいる!




まさか同じクラスだなんて…




うわぁ…マジか…




スゲーどきどきするんだけど?!




なんで?





なんで、同じクラスになったくらいでこんなにドキドキしなきゃいけねーんだよ!



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